私は、仕事が出来ない自分は生きてる価値がないくらいに思うことがあります。
仕事出来る女子系の洋服が好きなのですが、仕事が上手くいってない時は、何だか自分が調子に乗ってると感じて、お洒落も嫌になります。
仕事はずっとしていきたいので、仕事に対する考え方を変えて、楽に生きていきたいです。
何かアドバイスを頂けると嬉しいです。
宜しくお願いします。
(Rさん)
カウンセリングの師匠である根本裕幸カウンセラーのところに寄せられた相談に、弟子修行の一環として回答させていただいております。
※根本カウンセラー(師匠)による回答はこちら⇒どうしても「仕事ができない自分は生きてる価値がない」という思いに縛られてしまう。
Rさん、こんにちは。ご相談いただき、ありがとうございました。
仕事について何を感じていますか
Rさんはとても真剣に仕事について真剣に向かっているのですね。日常のこともストイックに向かい合っているのではないかと思います。
> 仕事に対する考え方を変えて
とのことですが、今、仕事についてRさんはどう感じていらっしゃいますか?
Rさんにとって、仕事とは何でしょう。
まずは、今のRさんがもっている仕事について持っている考え方を知るところからはじめるのはどうでしょう。
「わたしにとって仕事とは○○である」
この〇〇にあてはまる言葉を、ノートなどに書き出しながめてみてください。そうすると、仕事についてRさんが持っているイメージや仕事をするRさんがどんな存在になりたいと思っているかが見えてきます。
自分にとっての仕事とは〇〇である。この「〇〇」の部分にしんどそうなイメージがひっついていればいるほど、今、仕事をしていくことがつらくなってきます。
例えば。わたし自身にとっての仕事とは……
・人と会う機会(楽しくなれる)
・趣味の調べものが役立つこと(嬉しくなれる)
・がんばらないと評価されないもの(苦しい先に楽しさがある)
・男性と競争する場で、男性をやり込める場(女性な私の価値をみる)
・しんどいほど成果が上がるもの(がんばらないと評価されない)
……こんな風に、わたし自身は感じていました。
だから、わたし自身が仕事をするには競争しないといけないし、評価されるには頑張らなければいけない。しかも、しんどいほど仕事の成果があがると思っているのですから、 仕事が楽だと成果がでない(と思っている)ので、わたしは困ってしまいます。
仕事をしんどいものだと思っているほうが都合がよい。
Rさんは、いかがでしたか? Rさんにとっての仕事とは、どういったものだと思っていましたか?
書き出してみたものを、ながめてみてくださいね。
そして、そのなかに書かれてあることについて確認していただきたいのです。
仕事について持っているマイナスのイメージは本当のことでしょうか。
まずは、そこを疑ってみることをおすすめします。
例えば、わたしの場合、次のようなことを確認してみました。
本当に、がんばらないと評価されませんか?
ー 自分ではがんばったと思えないのに、評価してもらった経験をみつけてみましょう。苦しくなくても、たのしい仕事だったと思えた出来事を思い出してみました。
本当に、しんどいほど評価されてますか?
ー さらっとやり終えたけれど、ずいぶんと喜ばれた経験をひとつ思い出しました。そうしたら、そこから「しんどくない」のに評価してもらった経験が、芋づる式に出てきました。がんばり過ぎなくても評価された仕事があったと思い出したのです。
そして、仕事について自分の持っていたマイナスのイメージが、自分の思い込みの部分もあったかもしれないと気づいてみたら、オセロがひっくり返っていくみたいに、仕事についてのマイナスイメージが軽くなってゆきました。
人はマイナス面に、うっかり目を吸いこまれる性質を持っています。だから、マイナスをみつけるのが当たり前。けれどもマイナスの裏側にはプラスが必ずあります。そのプラスを見つけるゲームだとおもって、見直してみると見え方が少しずつ変わります。
そして、仕事について自分の持っているプラスのイメージを意識するようにします。それを繰り返すうちに、わたしは仕事をすることが以前よりもつらくなく、たのしいことも目に入るようになりました。
生きている価値って何ですか?
> 仕事が出来ない自分は生きてる価値がないくらいに思うことがあります。
Rさんのおっしゃる「生きている価値」って何でしょう?
どうなれば「生きている価値」を感じられるのでしょうか。どんな姿で暮らしているRさんなら、生きている!という気がして、心地よくRさんを生きていられるのか、想像してみてください。
生きている価値を十分に感じられているRさんご自身の姿を想像してみて、たのしいですか? わくわくできますか??
たのしめそうなこと、わくわくできることを思いつく限り、ノートに書いてみる、写真などの切り抜きを集めてみることをお勧めします。目に見えていない自分の思いを、目に見えるものにおきかえていくことで、自分のことを少し理解できますよ。
Rさんは、ふだん、お洒落が好きなご様子。Rさんが集められたものはきっと、お洒落な景色がたくさんあつまってくるのではないでしょうか。生きている価値を集められたなら、ぜひ、見せてくださいね。
ごちかくの友人でも家族でもいい。Rさんが、この人ならと思える人に教えてあげてください。そうすると、心の奥にぽっと灯りがともったような、あたたかな気持ちが生まれます。
調子に乗ってもいいじゃない
> 自分が調子に乗ってると感じて、お洒落も嫌になります。
お洒落が嫌になってしまう自分を、嫌っていませんか?
お仕事系の服でじぶんが心地よくいられるなら、調子に乗っていたっていいじゃないかと思うのです。服装は、見た目をとおして自分の気持ちを支えることができます。
少し心が落ち込むときは、あえて楽しくなれる服を身に着けてみる。自分がうっとりできる下着を身に着ける。好きなかばんを持って出る。キーホルダーやアクセサリーをお気に入りにするだけでも、気もちが浮き立ちます。
それに、調子に乗るのは、悪いことなのでしょうか?
調子に乗るのは、自分のところにそういった「流れ」が来ているからで、ラッキーなタイミングだとわたしは感じます。ラッキーを自分のところに無理やり引きずり込むことは難しいです。調子に乗りたくても、乗れないときがあるのですから、調子に乗っている自分は幸運が押し寄せてきている流れの中にいることを、感じてみるのはいかがでしょう。
そうして、少しずつ。仕事が楽しかったり、ちょっと仕事がしんどかったり。やじろべえがつり合いとれる場所を探すみたいに、ゆらゆらと心揺れながらも、仕事をたのしめる時間が増えてくる。
わたしは、そう思っています。
今回は、ご相談くださりありがとうございました。
Rさんが、仕事をとおして、見たい景色は何ですか?
Rさんが生きている価値を自分自身と、周りの方ともお話して心かるくいられますよう願っています。
祈