最近、自宅で続けているストレッチ運動。運動の効果を助けてくれる、心強い補助具を手に入れた。それは、ストレッチポール。細長い枕のようなもので、上に乗ったり、ころころ転がしたりすることで、身体の緊張をほぐす運動を助けてくれる道具だ。
このストレッチポールを使うようになってから、身体のコリが残りづらくなってきた。なんだか調子がいいのでご紹介する。
身体のコリをほぐす、身体を開く
机の前に座ってものを書いたり、調べたり。日々、デスクワークが多い。集中しすぎていると、つい、歯をかみしめ、猫背になってきてしまう。そこで、水分補給を兼ねて、1時間ごとに休憩とっている。ついでに身体をほぐして姿勢よくしよう。
テニスボールを使ってほぐす、開く
自宅にあった固めのテニスボールをつかって、身体のコリをほぐしてきた。腰骨背中側の中央、肩甲骨の後ろや首の真後ろをそっと押してみるのも気持ちが良い。1点集中、体重のかけ方を調整しながら力をかけると、気もちよさも程よく、これはこれで気に入っている。
ひとつ、困ったことがある。それは、ボールが転がってしまうこと。
体重のかけ方によっては、狙った場所にあてていたボールがころころと、逃げてしまう。ボールが逃げるのを防ぐため、タオルやマットで位置を固定して体重をかけてみるのだけれど、慣れるまでが難しい。
ストレッチポールを使ってほぐす、開く
ストレッチポールは、長い1本の棒になっている。棒の上にまっすぐ首から腰までをのせて、自分の腕の重みを使って身体の前面や胸をゆっくりと開く。筒に乗って、背中をころころ、ぐるんとマッサージ。背骨よりも少し外側にあて、肩甲骨の真後ろから身体を開くのも気持ちが良い。
ストレッチポールも円筒だから、体重のかけ方によっては転がるのだけれど、ボールよりも使い勝手が良かった。
胸を開くことは、心の安定を助ける
ストレッチポールなどをつかって胸を開いていると、首ががちがちにこわばりづらくなってきた。心の安定も比較的取りやすくなってきた。
胸を開く姿勢は男性ホルモンを活発にさせる
胸を開く姿勢をとると男性ホルモン(テストステロン)が多めに出てきて、やる気、判断力などを支える力が増すという。前向きな心も支えてくれるから、テストステロンが多く出ると落ち込みづらくなってくる。
そういえば、精神科に通院してた頃に「身体の痛みがとれてきたら、胸を張れ。胸を張って、男性ホルモンを出せ」と主治医さんから聞いた覚えがある。男性ホルモンを出して、やる気や前向きな心を支えられるようになれば、落ち込む時間が少しずつ減ってくる。
自信があるよう見せる姿勢が、心を安定させる
胸を開き、自信があるような姿勢、えらそうに見える姿勢をとる。内心ではびくびくと自信がないのだとしても、姿勢だけは自信あるように保ってみる。他人にその自信ありそうな姿勢を見せることがためらわれるなら、ひとりのときに、こっそりとやってみるのでもいい。
しっかりと胸を張り、自信がありそうな姿勢をとる。胸を開いて過ごせる時間を増やしていく。
そうすると、自分の心を支え、気力を増す物質がじぶんの身体の中にじんわりと湧いてくる。