マイナスは、ゼロをとおってプラスになる

思うこと考えること

こんにちは、カウンセラー洋子です。

気持ちが落ち込んだり、ネガティブな思いを抱えたりすることは、人であれば当たり前。

バイオリズムは 生きているいのちの揺らぎだから、マイナスの側へ、ふらりと落ちてくることはある。それでも、通常は。いのちの揺らぎの平均値は、微妙にプラスの側にあるものなのだ。
生きようとするいのちの動きは人が思うより力強く、バイオリズムのゆらぎをプラスの側に押し上げる。

友人たちと話をして、気もちがほどけてくると自然に上がってくる。
ゆっくり、じぶんの身体を休めても、少しずつバイオリズムは上がってくる。

気持ちが落ちてきていることに気づいたら、自分がここちよく過ごせるよう、いつもより多めに心を配る。

自分の中にある心地よさを思い出し、ひとつひとつ拾い上げる。再確認する。
生きる楽しさ、よろこび。あたたかさを改めて思い出していく。

けれど、ある種の精神疾患の真っただ中にある時は、マイナスの側へとどめおこうとする力が病気のために発動してしまう。そのマイナスの力が、なかなか手ごわい。

生きる楽しさや温かさを感じ取るセンサーと自分の心が、つながりづらくなる。いつもなら、自然に戻るところも、意識して戻していく必要が出てくる。そんなときには、誰かの力も借りて、バイオリズムをプラスの側へと引っ張ってみよう。

自分の心のセンサーを修理しながらも、周りの人にもサポートしてもらう。

周りの力も借りて、多くのプラスを自分の中に確認する。 自分の心のうごきを感じ取りながら、その心を表す言葉や様子を周りの人にも手伝ってもらう。
そうすることで、ゼロに近づく。

いきなり、プラスの側になれなくてもいい。
プラスの側へ行くと、自分で決めて。あがいてみる。
生きると決めて、動き始める。そうすると、ぽろんとゼロに戻れるときがある。

ゼロに戻ればしめたもの。
いつものように、自分を大切に扱いながら、少しずつバイオリズムを持ち上げていく。

いろいろな無理がやってきて身体の強制停止を味わってから。少しずつ、自分の感覚を取り戻す練習をはじめた。

10年とちょっと前から心理学を勉強し始め、マニアぶりを発揮して精神医学もちょこちょこ勉強し。じぶんの身体や自分のようすを観察しながら「普通」に戻る練習をしてきた。

今では過食や拒食によって起きていた体重の増減もおさまり、体形もそれなりに安定している。
日常からうつ病の症状はぬけ、たまに起こる解離の症状も前兆をとらえることで自分の中にふみとどまれている。

それでも、病的な落ち込みや記憶障害がおこるたび、またマイナスの感覚へと引き戻されてしまう。

ひとりだけでマイナスな感覚から浮かび上がることは難しい時もあるから、マイナスな自分へむけてタイムカプセルを残している。ことばを、メモやブログ、手帳に残しておくのだ。

誰かにかけてもらって嬉しかった言葉を記録しておく。じぶんが自分に向けて励ましの言葉を書いておく。その日に感じたことを、ちょっと記録しておく。

言葉があるとそれを手がかりに日常に戻りやすい。マイナスな感覚に落ちたと気づいたときは、そういう言葉たちの助けも借りながら、プラスの側へと浮かび上がる。

マイナスからゼロに浮かびあがるまでの時間は、少しずつ短くなってきていて。そのことをとても嬉しく思っている。心の症状や具合の悪さも、いつもの体調管理の延長でそれとなくできるようになっているのだろうから。

プラスの側にある時は、未来から今を見つめて自分を生きることを試してみる。
マイナスの側にある時は、ゼロに戻るよう、力を抜いて浮かび上がることをまず試す。

時や場面、状況に応じて、 周りから見て「普通」になれるよう過ごし分けながらも。落ち込み過ぎず、自分のままに暮らせている時間は増えてきている。それは、とても嬉しいこと。

あたり前に思ってきた日常が、やっと手元に戻ってきた。

洋子

カウンセラー。得意技は「見えないものを見える形に」
自分らしく幸せに生きる姿を自分自身で描き出せますように/根本裕幸師匠の弟子2期生◆普通や世間に生きづらさを感じていたADHD,HSP当事者、うつ卒◆自分のままで生きると決めたあなたの幸せに向かう物語を引き出す聞き手&語り手。
◇ 双極性障害II型と解離性障害を乗りこなす、じぶん探究家。モットーは、笑顔ではなうた。

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