眠る練習。暮らしのリズムを取り戻す

通常運転に戻す

こんにちは、カウンセラー洋子です。

いろいろなことが気になって眠れない。
眠っても、夜何度も目が覚める。

眠れないのなら、本でも読もうと、お気に入りの小説を読んだ。続きが気になって、なかなか眠れない。

開けると眠くなりそうな分厚い技術書を読んだ。思っていたようには眠くなってくれず。
眠りたいときに限って、眠くなってくれない。勉強がはかどる。そして、結局ねむれない。

体力が限界になった時、ぱたんと。意識が切れるような眠り方が半年近く続いていた。
眠り方の異常は少しずつじわじわと起きていたので、それがおかしなことだとは、休職するまで気づかなかった。

眠る練習を始める

休職して最初の診察をうけたとき、精神科の先生に眠れないことを伝えた。

まずは生活の仕方を元に戻すところから。できることからやっていけばいい。と先生は言う。

けれども、わたしはどうしていいかが、わからない。
頭のなかがぱんぱんで、ウレタンか綿がつまっているような感覚。まるでぬいぐるみのなかにとじこめられたような気分。考えようとしても、頭のなかが大混雑になっていて、どうしていいのかすらわからない。

「でははじめに。眠る練習をしましょう」

  • 夜は22時までに眠ること。眠れなくても布団の中に入って目をつぶること。
  • 朝は6時まで、布団から出ない。目が覚めていても横になったまま、外の音や自分の中から聞こえる音を聞くこと。
  • ひとりで過ごす時間をもつこと。ぼんやりすること。
  • 本を読む(PCで文字を読む)のは20時まで(布団に入る2時間前まで)

……お酒やカフェイン(お茶、コーヒーなど)は飲まないでくださいね。
病院から出した薬はきちんと飲んでくださいね。

生活記録表をつける

じぶんの状態を記録するために「生活記録表」をつけるようになった。

生活記録表は、リズム表とも呼ばれる。一日24時間の睡眠時間(布団に入った時間、布団から出た時間。日中うとうとした時間など)を書き込む日程表だ。そこには睡眠に関するもののほか、目が覚めた時の気分、起きているときの気分や体のだるさなどを記録する。

生活記録表は、googleなどでキーワード「生活リズム表 うつ病 ダウンロード」検索するとでてくる。
個人的に記録しやすそうだと 4年前時点 で感じているのは「社会行動リズム表」(おなじくgoogleで検索すると、記入の仕方のpdfもあわせて出てくる)。

そこから、しばらく。生活記録表をつけながらの眠る練習(?)がはじまった。

一日の生活リズムを記録すると、じぶんがどれくらい眠っていたのか。生活のリズムが整っているのかが目で見てわかる。生活リズムが整っていく様子がじぶんでも見えてくる。少しやる気が出る。
通院のたびに、医者にも見せた。説明にも役立った。

「睡眠」は暮らしを整え、心を整える

一日24時間のうち、まとまって6時間~10時間とるのが睡眠。
睡眠をとる時間帯が規則的にならびはじまると、暮らしの中のリズムも整い始める。

そして、睡眠は、いちにち起きている間にあった出来事が整理されていく時間。 眠ることで、潜在意識がゆるやかに整えられていく。記憶や出来事を頭の中のファイルに整理して、その内容がわかるように目印をつけることが睡眠中に行われている。

睡眠があるか、生活の中にリズムが生まれる。
睡眠があるから、一日の活動がリセットされている。あした動くための力が内側でつくられる。
睡眠があるから、心のなかが整えられ、すっきりと次の日を迎えられる。

とにかく眠ること。睡眠の大切さを感じる。
眠れないとしても、横になって体を休めて。睡眠に似せた状態を作り出す。暮らしのリズムを取り戻す。

記録表をつけてみたり、暮らしのリズムをつくるために決まった時刻にふとんへもぐりこんでみたり。

眠る練習をはじめよう。

洋子

カウンセラー。得意技は「見えないものを見える形に」
自分らしく幸せに生きる姿を自分自身で描き出せますように/根本裕幸師匠の弟子2期生◆普通や世間に生きづらさを感じていたADHD,HSP当事者、うつ卒◆自分のままで生きると決めたあなたの幸せに向かう物語を引き出す聞き手&語り手。
◇ 双極性障害II型と解離性障害を乗りこなす、じぶん探究家。モットーは、笑顔ではなうた。

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